中村 元著「ブッダ伝 生涯と思想」角川文庫
インド哲学・古仏教研究の泰斗、中村元先生がNHKの「こころの時代」で講義された内容を文庫本にした本です。
古い仏典を解説して、ブッダの教えが何であるかを教えてくれています。「難しいことを易しく、解りやすく」の書だと思います。あたかも僧侶は難しい経典を難しいまま唱えることにご利益?があるがごとき在家に接する。しかし、お釈迦さまの教えは決して難しくない?中村先生の解説が解りやすいということもあります。人がどう生きていくかについて、真理に基づいて説いている。ただそれだけのことなんだと思います。
こころの在り方、徳目、いじめ問題などなどに対し、古典仏教、即ちブッダの教えにはその「こころ」が書いてあります。2500年も前にすでに、人間の営みの在り方を、悟りを開いたという形で広く人々の心を掴んできました。
仏教は、「四苦八苦」この苦は苦しみではなく、意のままにならないということだそうです。仏教徒以外のひとからは、仏教は「厭世的で、悪しきニイリズム」だと捉える向きもあるようですが、しかし、ブッダは最期の旅で「世界は美しいもので、人間の生命(いのち)は、甘美なものだ」と仰せです。
古い仏典を解説して、ブッダの教えが何であるかを教えてくれています。「難しいことを易しく、解りやすく」の書だと思います。あたかも僧侶は難しい経典を難しいまま唱えることにご利益?があるがごとき在家に接する。しかし、お釈迦さまの教えは決して難しくない?中村先生の解説が解りやすいということもあります。人がどう生きていくかについて、真理に基づいて説いている。ただそれだけのことなんだと思います。
こころの在り方、徳目、いじめ問題などなどに対し、古典仏教、即ちブッダの教えにはその「こころ」が書いてあります。2500年も前にすでに、人間の営みの在り方を、悟りを開いたという形で広く人々の心を掴んできました。
仏教は、「四苦八苦」この苦は苦しみではなく、意のままにならないということだそうです。仏教徒以外のひとからは、仏教は「厭世的で、悪しきニイリズム」だと捉える向きもあるようですが、しかし、ブッダは最期の旅で「世界は美しいもので、人間の生命(いのち)は、甘美なものだ」と仰せです。
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