「お前は常に自分が正しいと思っているだろう。しかし正しいことを言うときは人を傷つけるということを覚えておけ」
これは、竹下登元総理が石破茂議員に話した言葉だそうです。
正しいことをあまり真っすぐ言われますと、誰も表立って反論はできない。正しいその主張の陰で立場を失う、窮地に立つ人のことを思えば、たやすく口にはできないはずだ。以後そんな半端な自分をきつく責めさいなむことになろうとも。(朝日新聞 『折々のことば 鷲田 清一』より
私のような凡夫には、では正しいことは「何時、どうやって、どんな言葉で」表したらいいのか?と迷うところです。
しかし、昨今のネット上の内容を見ると、目をそむけたくなるような言葉が多く見られます。正しいことを正しく伝えるには、それ相応の正しい日本語が求められる。ということでしょうか。いや、これ以外には考えられない。
ディベートは相手を打ち負かすことで決着がつくのかもしれません。ダイアログ(対話)は、相手の意見も聞く。多様性を認めるということでしょう。対話能力を磨きたいものです。また、少数意見に確りと耳を傾けることが、為政者には求められるということであると理解したいですね。
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