明日、総選挙が公示されます。選挙戦は既に佳境にはいいています。公職選挙法が複雑怪奇なために、日本の選挙の在り方は歪んでいますが、それでも選挙は民主主義に根幹です。棄権が一番この国を危険にします。棄権しないように呼び掛けるのは、個人でもできます。せめて、身内からは棄権者を出さないことです。
政党支持を分類すると;
*「消極派」政治的に知識や関与が多く、選挙ごとに政策中心で投票先を選ぶ人・・・・・・・・・・25%
*「忠誠派」政治的に知識や関心が多いが、支持政党はずっと変えない・・・・・・・・・・・・・・38%
*「無党派」政治知識はそれほどなく、少ない情報で投票するが、棄権も多い人・・・・・・・・・・22%
*「委任派」政治知識はあまりないが、保守的傾向があり、縁故による動員対象になりやすい人・・・15%
これは、30年前の三宅一郎政治学者の分析(9月28日付け朝日新聞「論壇時」小熊英二歴史社会学者の執筆より引用
30年前と違うのは、固定票に減少→無党派層の増大です。
労組加入率 1986年11%~2014年6%
町内会自治会加入率 1986年70%~2014年20%
今の有権者は三つの対立軸を持っている(遠藤晶久)
①自衛隊・安全保障
②女性の社会進出・外国人労働者などの社会的価値観
③「小さな政府」や自国優先主義の様な新保守主義
これらへの賛否が問われるとのことです。
①の自衛隊・安全保障に関する対立は弱まっている?との指摘もあります。
小熊氏は「いずれも言うは易く実行は難しい。だが、現状では、21世紀の社会に、20世紀の政治が追い付いていない。今問われているには「合意に技術」としての政治が、21世紀に生き残れるか否かである。と結んでいます。
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