2017年5月1日 朝日新聞 社会欄の記事
本土の人間である自分は沖縄のことをあまりに知らないことに慄然とする。本土に人間は新憲法が出来、平和になると喜んで時期に、1945年12月の衆議院議員選挙法の改正で、女性の参政権が認めれられているそばで、沖縄県民の公民権が停止されてしまった。結果、沖縄県民からは議員がいなくなった。
さらに、憲法施行後の46年、マッカーサーは政府高官に「沖縄の開発と駐留を順調に進めることで、日本の本土に軍隊を維持することなく、外部の侵略に対し日本の安全を確保できる」と話しているそうです。
〈国家にとり実に容易ならぬ問題であり、見ようによっては沖縄県に対する主権の放棄とも相成っている。〉
これは、戦前、沖縄から議員になった漢那憲和氏が、公民権停止に抗議したときの言葉。
さらに、〈このたびの戦争で沖縄県の払った犠牲は、その性質においておそらく全国一ではありますまいか。〉〈県民の忠誠に対して、政府は県民の代表が帝国議会において失われんとするの当たり、あらゆる手段を尽くし、これを防ぎ止めねば〉再考を迫ったが、内務大臣は「連合軍司令部の方の同意が得られませぬ〉との返事。
内務大臣の言葉は、そのまま今の菅官房長官の「粛々と辺野古新基地の建設を進める」に通じている。
0 件のコメント:
コメントを投稿